同じゴミ虫のお前らが、力を貸してくれたっていいじゃないかい!!
(本宮ひろ志「大いなる完」)
昨夜あたりから、思っていたのだが…。
社会起業家、とやらの素敵な方たちのブログを見ていると
世界が違う。
以前、社会起業家たちを取材して雑誌に書いていたころも、やはり、どこか浮いていたような気がした。
個人個人の思いなどは、好きなのだけれど。
彼らの視線は、僕を見ていないような気がした。
僕はいわゆる中流の家で生まれて育った。
親が海外駐在員になって、某銀行の役員をやり、持ち家が某ハイソ区に2つあったりしてまあ中の上なのだったろう。
だがいつも違和感を感じていた。
自分が高校3年生の時、進路に違和感を感じて、大学のゼミなどにもぐりに行ったりしていたころも。
高校は超進学校で、クラスから東大京大が10名ほど出た。
僕はもしかすると学年で唯一進学しなかったかもしれなかった。
そこから僕は「脱落」し、薬を常用するメンヘラになって、完全ヒキ時代を過ごした。
這い上がるのは殴り合い蹴り合いの空手しかなくて、一ヶ月で3回トーナメントに出ていたりした。
友達は、正直下層だった。
どいつもこいつも金がなく、女の子は風俗をやり、依存的な恋愛にだけはまって手首を切っていた。
今も周りには、金のないやつばかりだ。
そして、愛もない。
社会起業家さんたちのブログを見ていると、社会起業家を支援するなんておこがましいらしい。
国や大人たちの仕組みをよくして、上から改革していかなければダメらしい。
しかし、俺のまわりの中卒・ヤンキー・シングルマザーのやつらこそ、社会起業家的システムを最も欲しているし、だからこそ、社会起業が普通の人でも支援できる仕組みを作ったほうが良いと思うのだが、どうなのだろうか?
「社会起業」は選ばれたエリートのものじゃない。
あなたたちが、勝手に「ソーシャル・アントレプレナー」とやら名前をつけただけで、本当は貧しく社会的に力が無く抑圧されているがために不自由な生活から脱けられない人たちのもののはずだ。
「社会の仕組み」を変えるのはタコ壷化したエリートの特権じゃない。
そういった彼らに、親愛をもって僕は受け入れられないだろう、という気が、そのブログたちを読んでいて(もちろん、それより前から、ずっと肌身では感じていたのだが…)したのだ。
受け入れることは強者の特権だが、彼らは何かにおびえているのかもしれない。
「社会起業家」界隈に、僕の居場所はない。
おそらく。
偉い大人にもてはやされたくはない。
僕は、友達たちと生きたい。
おそらく、僕がこのままで受け入れられる場所は
社会起業家界隈には無いだろう。
おそらくは…。
11時に起きて、ずっと飯も食わずにETIC.の「イノベーション・グラント」というスタートアップ支援の助成申請書類を書いていた。
事業計画書なんて書いたこともなかったが、師匠に聞き聞きなんとか書いた。
(読みにくい…)
その間、ずっと社会起業家界隈には(少なくとも今のままでは)認められないのではないか、という思いがあった。
思っていてもしょうがないので、進めて書いたが。
この書いたことは、たぶん、選考からもれたとしても、役に立つだろう。
そう思いたい。
僕を支えるものは、空手と、事業に置いては目標計画だ。
計画は裏切らない。
立てることが大切だと思う。
締め切りの18時近くになって、書きあがろうとしていたら、以前書いた東京ソーシャルベンチャーパートナーシップから一次選考落選の通知が届いた。
まあな…。
俺たちは虫のように這いつくばって、そこから這い上がるのさ。
高い所だけにいる人たちには見えない。
必ず這い上がるのさ。
ゴミ虫の俺が上ろうってんだ!
同じゴミ虫のお前らが、力を貸してくれたっていいじゃないかい!!
(本宮ひろ志「大いなる完」)
提出した後、スパーリングクラスに行って、終わった後ウエイトに行って、中華で飯食って、銭湯行って、今。
そういえば、夕方ころにゲストハウスから女の子が一人旅立った。
話してみると、話が合いそうな子だったけれど、色々僕が忙しくてほとんど話していなかったけれど。
イギリスに行くらしい。
日本は嫌いらしい。
色々聞くが、わかるよ。
イギリスにできれば永住したいらしい。
女の子は、飛べばいい。
海外に行けばいい。
幸せになっていけばいいのさ。
俺は、まだ蠢く。
同じ底辺の人間として影ながら応援してますよ
返信削除